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数年前からGPUを交換したいなとずーと思っていましたが、GPUの水冷化をしようとなるとEKWBではハイエンドしか売っていないので買えないでいましたが、ホグワーツレガシーを買ってプレイしてみると映像がしょぼくみえてしまい我慢できず「Palit Geforce 4070 ti」を買いました。GPUの水冷化はやめることにしたのです。
なお、EKWB以外のメーカーならGeforce 4070 ti のウォーターブロックは売っていますが、素材がアクリルぽくて以前アクリルのウォーターブロックから水漏れしたことがあるのでアセタールじゃないとなんだか不安だったのです。
開封
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開封すると本体とケーブルだけのシンプルな構成です。
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16pin to 2 x 8pin 変換ケーブルとARGB SYNCケーブルです。12VHPWRと記載しないのは12V-2×6に変更されているのかな? ARGB SYNCケーブルはマザーボードのLEDと同期するようなヤツだと思いますが、LEDは必要ないので使いません。
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16pinのコネクタを見てみましたが12V-2×6なのかどうかよく分かりませんでした。驚いたのは基板自体は全長の半分ぐらいしかないところです。これだけ大きいヒートシンクとファンがないとダメなんですね。
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バックプレートも基板にはしっかり接触してヒートシンクは風通しがよいようになっています。
GPU交換作業
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こちらは取付け前になります。長年使用してきたRadeon RX480を取り外します。
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GPUの水冷をやめるのでチューブも交換することにしました。いま使用しているフィッティングはKoolanceのG1/4(6mm)でなんとかちょうどよさげなものを見つけたので買ってみました。改めてKoolanceのサイトを見たら内径G1/4(6mm), 外径G3/8(10mm)でした。外径9mmだと負荷かかると抜けちゃうかも…
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チューブを交換したところです。ほどよい固さで使いやすかったです。まあ、負荷かけなければ抜けないでしょう…
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電源を通電させるアダプタを使い、ポンプをオンオフさせてエア抜きをします。
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リザーバーに空気が抜けてきたら、すごい勢いで空になるときがあるので冷却水を注水していきます。なお、私はエアコン用の冷却水を使っています。これだと腐らないので便利なんですよね。
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取り付ける前に、Geforce 4070 ti とRadeon RX480のサイズ比較をして見ました。基板自体の大きさはほぼ同じなんですよね。重さ比較すると4070 ti は1522g, RX480は723g でした。この重さなら支え棒とかいらないかな?
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Geforce 4070 ti の取り付け完了です。比較的ケーブルがすっきりしていいですね。GPUの16pinは溶けたりしないように念入りに差し込みました。
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電源を入れるとLEDが綺麗です。でも、フタをすると何も見えないので無効にします。
画質の比較
ホグワーツレガシーでの画質比較をして見たいと思います。
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Radeon RX480 1920×1080 設定 低
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_02.jpg)
Geforce 4070 ti 1920×1080 設定 最高
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_03.jpg)
Geforce 4070 ti 1920×1080 設定 最高 レイトレーシング 有効
設定が低から最高はぱっと見た目は変わりません。よく見ると細部がしっかり描かれていています。レイトレーシングを使うと人の肌感がよくなりました。別人かと思うほどです。
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Radeon RX480 1920×1080 設定 低
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_05.jpg)
Geforce 4070 ti 1920×1080 設定 最高
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_06.jpg)
Geforce 4070 ti 1920×1080 設定 最高 レイトレーシング 有効
設定が最高になることで分かりやすいのが窓の格子がしっかり表現されているところです。レイトレーシングにより光源がリアル? になりました。
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Radeon RX480 1920×1080 設定 低
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_08.jpg)
Geforce 4070 ti 1920×1080 設定 最高
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_09.jpg)
Geforce 4070 ti 1920×1080 設定 最高 レイトレーシング 有効
レイトレーシングを有効にする壁面が自然なかんじになっています。 光源の表現がおかしいような気がするけどDLSS 3.5が対応したらよくなるのかな。
今度はサイバーパンクでの比較です。
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Radeon RX480 1920×1080 画質 低 32FPS
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_13.jpg)
Geforce 4070 ti 3840×2160 画質 高 84FPS
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_14.jpg)
Geforce 4070 ti 3840×2160 画質 高 レイトレーシング有効 51FPS
![](https://kulog.org/wp-content/uploads/20230811_15.jpg)
Geforce 4070 ti 3840×2160 画質 高 レイトレーシング有効 DLSS有効 98FPS
レイトレーシング | DLSS | FPS |
無効 | 無効 | 84 |
有効 | 無効 | 51 |
有効 | 有効 | 98 |
レイトレーシングは負荷が高いですが、DLSSと併用することで高画質かつ高FPSで楽しめることが分かります。
気になっていたファンなどのノイズですが、平常時はまったく音が聞こえません。ゲームをやっているときも気になりません。ファンが回っているのか確認したいぐらい静かでした。温度も62度(気温25度)ぐらいで許容範囲です。長期間使うことでファンのガタツキが出てうるさくなるかもしれませんが、想像以上に静かで水冷って… と考えてしまいました。
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