夏の出来事

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お盆に帰省して家族でまったりしていた昼間。
おもむろにノートPCでニコニコ動画を見ていたら
恐怖新聞原作の「予言」がうpされてることを発見。

テレビにつなげ家族で見ることにした。
まったりしていた空気も数分後にはピリピリしてきた。
結構、姉もおとんもおかんもホラー映画が好きなようだ。

なにげに実家に一人でいるとよく廊下から歩く音や
玄関が開けられる音とかよく聞こえることがある。
見に行くと誰もいない。小さい頃はずいぶん怖がったものだ。
いまでは木造建築だし多少きしむのだろうと気にしなくなった。
自分だけではなく家族全員体験していることだし気にしない。
そういうこともあるから怖い話も無意識に興味があるのかもしれない。

話も盛り上がってきたところで姉が飲み物を持ってくると席を立った。
映画も一時停止をして映画について親と話しているとちょっと空気が和んだ。

ギシギシ

姉が戻ってきた。一時停止を止め映画に集中し始めた。

ギシギシ

あれ、だれかくるのかなと周りを見渡した。
姉、おとん、おかん、そして自分。全員いる。

ギシギシギシ

足音が近づいてくる。この異変にみんな気づいたようだ。
一気に血の気が引いてきた。

「だれかいるのか!」

おとんが叫ぶ。

ギシギシ・・・

みんな視線は音のする廊下を見ている。
緊張は最高潮だ。

ぬっと人影が

「ひゃああああああぁぁあああああ!!!」

現れたのは親戚の叔父さんだった。
玄関で挨拶したが返事がないので上がってきたそうだ。
久しぶりに本気で怖かった・・・

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