Radeon RX480とRadeon HD7970を簡単に比較してみました。
なんだかHD7970を買ったときは価格変動があってがっかりして、今回はRadeon Pro WXシリーズの発表が行われてがっかりしてますが、価格もTDPも高いんだろうなぁと自分に言い聞かせています。
まずはベンチマークでDirectX 11と12の比較をしてみます。
使用ソフトは3DMarkのTime Spy(DirectX 12)とFire Strike(DirectX 11)です。
3DMark Time Spy(DirectX 12) HD7970
3DMark Time Spy(DirectX 12) RX480
RX480 | HD7970 | |
---|---|---|
Graphics score | 3983 | 1956 |
Graphics test 1 | 26.56FPS | 13.40FPS |
Graphics test 2 | 22.40FPS | 10.76FPS |
DirectX 12ではおよそ倍のスコアを出してします。ですが、30FPSは欲しかったかも。
3DMark Fire Strike(DirectX 11) HD7970
3DMark Fire Strike(DirectX 11) RX480
RX480 | HD7970 | |
---|---|---|
Score | 8602 | 6563 |
Graphics score | 12275 | 7985 |
Graphics test 1 | 57.27FPS | 36.53FPS |
Graphics test 2 | 49.97FPS | 33.08FPS |
Physics score | 6579 | 6532 |
Physics test | 20.89FPS | 20.74FPS |
Combined score | 3090 | 2820 |
Combined test | 14.38FPS | 13.12FPS |
Graphics testで劇的に速くなっていますが、Physics testとCombined testはCPUが足を引っ張っているためか、総合的にはそんなに速くなっていません。
次は消費電力の比較です。
ワットチェッカーによる目視のため、おおよその値になります。
RX480 | HD7970 | |
---|---|---|
アイドル | 168W | 165W |
Project CARS | 318W | 310W |
3DMark Time Spy | 355W | 350W |
驚くことに消費電力が少しだけですが上がってしまいました! 低消費電力でハイパワーPCを期待していたのですが期待外れです。それにしても数年前のアイドル消費電力は126Wほどだったのに、なぜか40Wも上がっています。HDDをSSD化やOculus Riftの追加が原因でしょうか。ちなみにOculus Riftは待機モードにしているのでそんなに電力は食わないと思っています。
ちなみに水冷化用のポンプが20Wも使っていることにビックリ。そのほか12cmファンを6個、92mmファンを3つなどファンをガン積みしているのも消費電力が上がる原因かもしれません。低消費電力にするには水冷化もやめないといけないのかぁ
最後は温度変化の比較をしたいところですが、面倒でやりませんでした!
とりあえず、Radeon RX480 + EK-RC RX-480で水冷化したRX480の温度変化を出してみました。負荷はOCCTで1分待機、4分負荷、5分待機という動きです。GPU温度の測定はGPU-Zを用いています。気温は28度でした。グラフはGoogleスプレッドシートで作成してます。
アイドル時は48度程度、負荷時に最大59度でした。結構優秀な数字を出していると思います。負荷は4分としていますが、10分ぐらい負荷をかけた方が良かった気もします。まだまだ上がりそうな感じですからね。
それにしても消費電力が下がるどころか上がったことにショックで仕方ないです。
ドライバの設定で「電力効率」と「Compatibillty Mode」をオンにしていたというのにです。これ、ドライバ更新で変わってきたりするものなのかなぁ。
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