「どれひけばいいの?」
「んー、ああこの中米食べちゃおう」
と小屋の片隅にあった30kgの米袋を指さしました。
さっそく米ひき機へ持って行こうと米袋をたがくと
足が引っかかった。
「おっとっと」
足に粘着式のねずみ取り(ペッタンコ)を踏んでしまったようで
転びそうになったのです。
「こんなの引っかかんねえから捨てちゃえよ!」
ペッタンコはサンダルにくっついて残りは
ゴザにべったりくっついてひっくり返ってます。
両手がふさがっているので、おかんがサンダルに付いた
ペッタンコをはがしてくれました。
「あら、綺麗にはがれたなぁうわぁあああーっ!」
叫び声と同時にペッタンコを放り投げました。
ペッタンコにはでかいネズミがくっついていたのです。
ビクビクッ
うわ、キモ! ネズミはまだ生きています。
騒ぎ声でおとんが駆けつけてくると
トングでペッタンコごとどこかへ持って行きました。
ネズミの運命はいかに!
気を取り直して米ひきをしました。
米ひきの合間の読書は進むねえ
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