「残穢 -住んではいけない部屋-」を観てきた

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残穢 -住んではいけない部屋-
「残穢 -住んではいけない部屋-」を観てきました。
久しぶりの映画館での鑑賞でホラー映画。
冬にホラー映画というのも珍しい気もします。

物語は小説家の「私」が読者の投稿を元にホラー小説を書いていたところ、女子大学生の久保さんからの手紙が届いた。「いま住んでいるマンションで、奇妙な音がする」というものだ。

久保さんが部屋にいると「ザッー、ザッー」と隣の畳の部屋から音がする。振り向くとなにもない。それが何度も繰り返される。まるでおばあさんがほうきで掃除をしているかのよう。

しばらくして久保さんから続報が届き、興味が引かれ調査を始める。すると、マンションの過去をたどると、自殺や殺人などたくさん出てくるのだ。タイトル通り、穢れ(けがれ)が残って積み重ねられてる? さらにオカルトマニアの二人を連れて調査進めていくと原因が突き止められていく・・・

調査をすすめて原因を突き止めるというのが「リング」。過去をさかのぼっていろいろな不幸を見ていくところが「呪怨」に似ている感じがしました。ですが、決定的に違うのは「私」は呪いを受けて「ヤバい! 解決しなくちゃ!」ではなく、第三者的に興味本位で調べているだけなのです。

この映画はよくあるホラー映画のような、うわーなんか出てきそう・・・ドキッというのがほとんどなく、映像的にもあのシーン怖かった! ってのもそんなにないのに映画を観終わってから怖いのです。

普段生活している中でありそうな話から始まる物語なので、自宅の座敷とかちらりと見るとなんだか怖くなってしまいます。一種のトラウマを植え付けられたのでしょうか。作者はこれを狙っているのかな。

似たような怖い話はあるけど、調べてみると根は同じということがある。それがやばい話だ。語るな。聞くな。すれば穢れる。そんなシーンがあり、観てて「あれ、この映画観てると穢れる?」といった気分にさせられるのです。

なんだかんだでこの映画を楽しんできた自分がいますが、深夜に一人でこの記事を書いていてまるで久保さんと同じシーンじゃないかと不安な気がしてしまいます。

この映画はおすすめかと聞かれたら、ホラー好きは是非とも観て欲しい作品です。

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