TOYOTA プリウス NHW10のHVバッテリを手に入れました。
これを初代インサイト HN-ZE1のバッテリを交換しようと思います。
初代インサイトのIMAランプが点灯して4ヶ月ほど経ちました。
ただのエンジンカーとなってしまい燃費も悪くなっていたので
自分でバッテリを交換してみようと思ったわけです。
ディーラーに頼むと30万近くかかってしまいますからね。
交換するニッケル水素バッテリはプリウス NHW10を代用できます。
手に入れたNHW10のバッテリは結構重く50~60kgぐらいでしょうか。
一人で持ち運ぶことは出来ないほどの重さでした。
さっそくばらしてみます。
バッテリが2セットに分かれています。
インサイトではこの1セット分だけで動作しますので
2台分あることになります。
バッテリボックスから出ているケーブルがジャマなので
ニッパーで切断していたら激しい光とともにニッパーに穴が開きました。
うわぁー、ショートしたんですね。
マジでこえええええ。
気を取り直して分解を続けます。
バッテリは20本入っています。
このバッテリの状況と再充電するために充放電機を用意しました。
フタバ CDR-5000です。ラジコンのバッテリー充電器ですが
同じニッケル水素バッテリなので使えちゃいます。
まず20Aで0.1Vまで放電し
9.9Aでリミット温度45℃まで充電していきます。
CDR-5000は12Vで動作するので通常は車の補機バッテリを用いますが
パソコン用電源の12Vを使うことにしました。
変換コネクタは自作です。
バッテリはボルトを付けて、そこにクリップで挟みます。
プラスとマイナスがあるので接続は注意します。
バッテリ端にボルトがあり、四角がプラスで六角がマイナスです。
充放電中・・・放電は大体10分程度、充電は40分ぐらいです。
これを20本すべて行い、何mAh充電できるかメモしていきます。
大体6500mAh以上あればOKのようです。
放電中にバッテリからプシューとかグジュッとか音がしてくることがあります。
充放電中にセル内部でガスが発生しているため、ガスが出やすくするため
プラス側を気持ち高くしています。効果があるかどうかはわかりません。
バッテリの容量をチェックしていった結果、大体が6500mAh以上あり
7000mAhを超えるものも結構ありました。結構いいものだったようです。
1つだけ5500mAh程度のものがありましたが、再度、充放電すればいいでしょう。
出来ればバッテリ40本すべてチェックして選別した方がいいのだと思いますが
充放電にかなりの時間を要するので20本だけチェックして交換しようと思います。
コメント
こんにちは
私はZE1のIMA再生にとりかかったばかりの初心者です。
いつも参考にさせていただいております。
ニッケル水素電池の放電ですが過放電に注意という記事を見ます。http://blogs.yahoo.co.jp/denshiyorimichi/6662974.html
これによれば6V位で放電中止した方が良いようですが、、。
情報ありがとうございます!
この記事の後、いろいろ試行錯誤してこんな記事を書いてます。
http://kulog.org/car/k6374/
ここでも、同じく0.1Vまで放電していました。
たしかに放電しすぎなのか極性が逆転してしまっているものが多々見受けられました。
それは一番最初にモジュール単位で0.1Vまで放電したためかもしれません。
なお、セル単位で充放電したときは最初から3~4Vぐらいしかないものもあるので、安全を見て1.0V程度までの放電でやるといいかもしれませんね。
なお、3回目の充放電したバッテリでいまも元気に走っています。
失礼いたします。IMAが点灯して4ヶ月乗ったとありますが、IMAバッテリーがだめでも12Vの供給はあるということですか?インサイトはダイナモはないですからIMAから供給されているとおもうんですが、 それがダメになるのはバッテリー警告ランプがついて突然死ということになるのでしょうか?兆候とかIMAがだめでもどれくらい持つかの目安はあるのでしょうか?よろしくお願いいたします。
12Vの供給があるかどうかよく分かりませんが、IMAが点灯しているとチャージもアシストも行われないのでアクセルを踏んでもぜんぜん進まない状態になります。
この状態で走っていると補機バッテリーに負担がかかるようでエンジンもかかりにくくなったりします。最終的には補機バッテリーも壊れてしまいます。
IMAが点灯する前の傾向としては、突然IMAメーターが空になってチャージが始まったりします。すぐにIMAのメーターがマックスになったりもします。乗り方によるかと思いますが、この状態になったら長くても半年ぐらいでIMAが点灯したりしていました。
IMAが点灯しても補機バッテリーのマイナスを一度外すとIMAが消灯してしばらく普通に乗ることが出来ます。これも一時的な対応なので点灯する周期が短くなっていきますので、早めにIMAバッテリーの交換等を検討する必要があります