前回、TLBエラッタ対策でパフォーマンスが著しく落ちました。それが、BIOSでオンオフが出来ないマザーボードでは昔のバージョンを使い続けるしかありません。その回避策がありました。
みたところCrystalCPUIDを使っているようですがドイツ語のためちょっとわかりづらいです。ということでちょっと簡単に説明しようかと思います。
とりあえずCrystalCPUIDを起動しましてFunction > MSR Editorを開きます。
MSR Numberに 0xc0010015 と入力し、RDMSRをクリック
するとEDXとEAXに数字が出ますのでそれを下にコピペして
EAXを0x00200020と下一桁を0にし、WRMSRをクリック
次に 0xc0011023を入力して上のスクリーンショットのように下一桁を0にします。
これをQuad CPUなので4回繰り返します。すると3DMark06やゆめりあのベンチマークが以前の通りに変わりました。もちろんTLBのエラッタは有効ですが個人で使う分には問題ないでしょう。ですが、一つ問題があります。PCを再起動すると元に戻ってしまうのです。
そこでRW-Everythingを使います。アプリはここより手に入れます。
インストールが終わったら下のようなテキストファイルを作成します。
>cpu 1
>wrmsr 0xc0010015 0 0x01000010
>wrmsr 0xc0011023 0 0x00200020
>cpu 2
>wrmsr 0xc0010015 0 0x01000010
>wrmsr 0xc0011023 0 0x00200020
>cpu 3
>wrmsr 0xc0010015 0 0x01000010
>wrmsr 0xc0011023 0 0x00200020
>cpu 4
>wrmsr 0xc0010015 0 0x01000010
>wrmsr 0xc0011023 0 0x00200020
>rwexit
拡張子はrwにしてRW-Everythingのインストールフォルダに入れます。
インストールフォルダにはRw.exeという実行ファイルがあります。これのショートカットをスタートアップに作ります。
ショートカットのプロパティを開き下記のように追記します。
rw.exe /Command= ファイル名.rw /Logfile=logfile.txt
これで常にTLB fixを回避できます。
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