可逆圧縮コーデック比較

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MonsterXをずっとMxCaptureでキャプチャしていたのですが
毎回、微妙にドロップフレームが起きていて気になっていました。

ということで、アマレコTVに乗り換えてみました。
アマレコTVはAMVという独自コーデックをインストールしないと動きません。
しかも、AMVコーデックは有料(\1,280)となっています。
といっても、インストールしてもコーデックとして使わなければ無料です。

さて、いままでコーデックはHuffyuvを使っていたのですが
AMV3のS2(可逆圧縮)のデコードが速いとの話だったので
ちょっと可逆圧縮コーデック比較をしてみました。
比較にはUtVideoも使ってみました。

ソースは10分のミニドラマです。
まずはキャプチャしたときのファイルサイズの比較

コーデック サイズ MB
HuffyuvMT 22,492
UtVideo 23,627
AMV3 S2 24,622

ファイルサイズ的には、Huffyuvが若干優位のようです。
今回は10分のソースなのであまり差が出ていませんが
1時間ドラマなどではHuffyuvとAMV3では10GBほど差が出てしまいます。
でもまあ、キャプチャしたあとすぐにデコードするならサイズは
あまり気にならないんですけどね。

肝心のデコード時間を比較してみたいと思います。
PCスペックとデコードソフトの設定は以下の通り
OS: Windows 7 Pro x64
M/B: 890FXA-GD70
CPU: Phenom II X4 1090T
Mem: DDR3 1333 2GB x2
HDD: 2TB (RAID 0 1TB x2)

アプリ: aviutl v0.99i6
フィルタ: 透過性ロゴ
コーデック: x264 2,000Kbps AAC 96KHz 2Pass

コーデック 時間
HuffyuvMT 0:32:40
UtVideo 0:26:09
AMV3 S2 0:23:03

予想以上にHuffyuvが遅いことにびっくりしました。
UtVideoが公開された当時にデコード速度を比較したことがありましたが
いまではこんなに差が出てたんですね。
で、AMV3 S2はほんとに速いです。
比較ソースが10分だとちょっと短かったかも・・・

ちなみに透過性ロゴフィルタを切って測定してみると

コーデック 時間
UtVideo 0:15:14
AMV3 S2 0:13:56

予想以上の速度です。
やっぱり透過性ロゴはマルチスレッド未対応なのかな?
マルチスレッド化にするものもあるけど4コアまでなんですよね。

デコード速度をみるとAMV3は魅力的ですが、編集時にシークが微妙に遅いと感じました。

私的には無料のUtVideoをメインに使おうかと思います。

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