なんかRBボタンの反応が悪いなぁとグイグイと強く押していたらRBボタンが無反応になってしまいました。とりあえず修理依頼をしようと思ったら、まさかの修理料金が12,210円!! 保守サポートが切れてたんですね。流石にそんなに出せないので、なんとかならないかと調べていたら自力で直している人達がいるじゃないですか。ということで、すでにサポート外ですし自分で修理してみることにしました。
反応しないのはこのRTボタンの上のRBボタンです。あれ、もしかしてRBってRボタンの略? RTはRトリガー?
まずは分解してどこがおかしいのか確認したいと思います。Elite コントローラーの分解は難易度が高く、外側はネジ止めされていないのでピックや工具を使ってゆっくり開けていく必要があります。まずはLBに工具を差し込み少しずつ開いていきます。一番最初がなかなか開いてくれませんでした。
一番最初が開いたらあとは比較的簡単です。ピックで抑えながらゆっくり回るように剥がしていきます。
うーん、汚いです。開いたら掃除もしないといけないですね。
このへんまで来るとすいすいと開いていきます。
意外とRBあたりが開きにくかったです。
ここまでくると大詰めです。Xboxボタン回りには両面テープが貼ってあるのでなかなか剥がしにくいです。
これでほぼ取外しは完了です。両面テープもくっついているのでなかなか大変でした。
なにやらウォーズマンの素顔を連想します。ここには星形ネジが6本あるので外します。
こちらはBボタン近くを工具でグイグイやると外れます。あくまで優しくやりましょう。
ようやくRBまでアクセス出来ました。RBの方にはツメで引っかかっているのでそれを外すとするりとRBとLBのボタンが外れます。
とりあえずRBのタクトスイッチの接触が悪いのだろうとマスキングテープで高さをだして試してみました。…まったく改善されませんでした。タクトスイッチを直接押してみると反応しません。タクトスイッチの故障だったのです。
タクトスイッチは写真の真ん中にある小さい白いスイッチです。
ひっくり返すと外すべきのタクトスイッチの足が見えました。これ以上、分解することなくこの4箇所のはんだを除去すればよさそうです。
まずはハンダ吸い取り器を使って、残りはハンダ吸い取り線で取ろうと思いましたが、なかなか取れません。
はんだの乗りが悪いのでフラックスを塗ってやってみましたがそれでも取れません。
この有様です。基板が壊れてしまうのではないかと不安がよぎりました。
思い切って自動ハンダ吸い取り器を買おうかと思いましたがそんなお金があるならコントローラー買えちゃいます。そんな感じで探していたらエンジニア ハンダ吸取器SS-02を見つけました。価格も手頃で吸い取り口が耐熱チューブになっていて密着性が高く吸い取りやすいとのことです。
さっそく使ってみると、おお!! すごい吸い取り!! でも外れない!!!!! 内心、30Wのハンダごてが出力不足なのではないかと思ったりもしましたが、単純に私の技術不足なんでしょうね…
どうやっても取れないので壊れたタクトスイッチなので足を切断してハンダを吸い取りやすくしてみたところなんとか取れました。
ようやく外れたタクトスイッチ。外れたと言うより引き千切った。台座も取れちゃってるし…
取った跡はこんな感じです。マスキングテープも燃えちゃってる。
取れた! やっと取れたよ! さて、代わりのスイッチはヤフオクで手に入れました。なんでか知らないですが、単品で売ってなくてやたら高い物しかないのでヤフオクが最安値だったのです。あとで、「タクトスイッチ」と検索すると安いのが出てくることに気付きましたが見なかったことにします。
さっそく新しいタクトスイッチが差し込もうとしましたがダメでした。台座の足が曲がっていて硬いのです。ハンダ付けするんだからと足をまっすぐにしてハンダ付けしました。
途中まで組み立ててRBを押してみたところ、なんか押せねぇ… タクトスイッチの角度とかがおかしかったようです。おいおい、またハンダを取るのかよ… と絶望的な気分になりながらハンダを軽く吸い取るとRBが押せるようになりました。ほんとに微妙な角度だったのかも。
タクトスイッチのハンダ付けはRBとLBを組み立てて動作確認してからの良さそうです。
さて… 肝心の動作確認ですが、とてもドキドキしました。ボタンが効かないどころでなく、基板が逝ってしまってコントローラーじたい動かなくなっているんじゃないかと。
杞憂でした。RBが動くよ!!! 他のボタンも問題ないよ!!!! よかった。数百円で直せてよかった。いや、ハンダ吸い取り器を買っちゃったから2千円ちょっとで直せてよかったかな。
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